税務署からの突然の電話、本当に焦りますよね。「近くお伺いしたいのですが」と言われたとき、どう返答するかでその後に納める税金が大きく変わってしまうこともあります。

今回は、税務署から連絡が来た際の「絶対にやってはいけないNG対応」と「まずやるべき3つのこと」を分かりやすく解説します。

はじめに:電話口の対応一つで税金が変わる?

税務調査の連絡が来ると、多くの人が動揺してしまい、税務署側のペースで話を進めてしまいがちです。

しかし、最初の電話対応によって、その後の展開が有利になるか不利になるかが決まります。適切な知識を持って、落ち着いて対応しましょう。

また、最近は税務署をかたった詐欺の電話も増えています。

「指定の口座に今すぐ振り込んでください」や「コンビニのATMに行ってください」といった内容は100%詐欺ですので、すぐに電話を切ってください。本物の税務調査で、最初の電話から具体的な振込を要求されることは絶対にありません。

やるべきことと絶対NGな対

1. 電話口で絶対にやってはいけない「NGな返答」

焦って色々と言い訳をしたくなる気持ちは分かりますが、対応を間違えると大きな不利益を被ります。

まず、「なぜうちが選ばれたんですか?」と理由を問い詰めるのはやめましょう。

基本的には「定期的な調査です」とかわされるだけですが、中には優秀な調査官もいて、「■■銀行の入金について確認したくて…」とあえて具体的なヒントを出してくることがあります。

そこでうっかり「あ、あの売上は…」と話してしまうと、自主的な修正申告(自主申告)と認められず、最も重いペナルティである「重加算税(じゅうかさんぜい)」を課されるリスクが高まります。

また、その場で「来週の火曜日でいいです」と日程を決めてしまうのもNGです。

調査官はノルマや異動の兼ね合いもあり、できるだけ早く終わらせようと誘導してきますが、帳簿の整理や税理士への相談には時間がかかります。スケジュールが分からないと伝えて、一旦保留にするのが正解です。

2. 税務署から電話が来たら「まずやるべき3つのこと」

電話を切るまで、そして切った後に、必ず次の3つのステップを踏んでください。

1つ目は、調査の基本情報を必ずメモすることです。

何年分の調査なのか、税務署名と担当調査官の名前、調査の開始日時と場所を書き留めてください。

通常は3年分ですが、最初から5年分と言われた場合はマークされている可能性があり危険です。逆に1年分だけ指定された場合は、特定のミスがピンポイントで疑われています。

2つ目は、かかってきた電話番号が本物か確認することです。

メモした税務署の名称をインターネットで検索し、公式の電話番号から「先ほど調査の件でお電話をいただいたのですが、間違いありませんか」とコールバックして確認するのが最も確実です。

3つ目は、すぐに修正申告の準備、または税理士へ相談することです。

もし「売上を一部抜いてしまっている」「経費を多めに入れている」という自覚があるなら、実際の調査が始まる前に自主的な修正申告を行うことでペナルティを大幅に軽減できます。

自分で帳簿を作るのが難しい場合や不安な場合は、税務調査に強い専門の税理士に相談しましょう。実際の調査日までに最低でも4〜5時間は準備のための時間を確保しておく必要があります。

おわり:後回しが一番のリスク

やってはいけない一番最悪な対応は、「怖いから」「面倒だから」と全てを後回しにして、何の準備もせず当日を迎えてしまうことです。それでは、百戦錬磨の調査官に言われるがままになってしまいます。

しっかり時間を取って事前に対策を立てることで、精神的な負担も、最終的な税負担も大きく減らすことができます。まずは落ち着いてメモを取り、スケジュールを確保することから始めてみてください。

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