はじめに

突然、税務署から「税務調査をしたい」と電話が来たら……。
だれもが焦りますよね。

ですが、その焦りが思わぬ損失につながることも。

このブログでは、税務調査の電話対応で絶対に言ってはいけないNGワード3つを、税務調査専門の税理士が解説します。

これを知っておけば、調査前の準備期間をしっかり確保でき、加算税や重加算税のリスクもグッと減らすことが可能!

知らなかった…では済まない、税務調査対策の第一歩

ぜひ最後までご覧ください!


第1章 税務調査官から電話!その時に「絶対聞いてはいけない質問」とは?

税務調査官から電話が来ると、つい「どんな内容の調査ですか?」「何がきっかけで調査対象になったんですか?」
と聞きたくなるものです。

しかしこれ、実は絶対NGです!

理由はシンプル。

税務署側から具体的な指摘が出る前に、自分から情報を漏らしてしまうと「自主申告の権利」を逃してしまうからです。

税務調査官が訪問する前なら、自主的に修正申告をすることで、加算税が最大10%以上軽減される場合があります。

調査の連絡があったら、まずは「日程調整についてご相談させてください。」と伝えるだけ。

余計な情報は絶対に口にしないよう注意してください!


第2章 日程調整は慎重に!焦って即決はNG

税務調査の電話が来ると、「なるべく早く終わらせたい」と思うかもしれません。

ですが、「では明日伺います!」と即答してしまうのは大きなミス。

もし過去の申告に誤りがあった場合、税務調査の前に修正申告をすれば税負担は軽減できます。

しかし、日程を即決してしまうと、その準備時間が取れません。

通常、税理士など専門家と相談して最低1ヶ月程度の余裕を確保するのがベスト。

電話の際は、こう伝えましょう。

「日程につきましては、社内調整を行った上で改めてご連絡差し上げます。」

これだけで、落ち着いて修正申告や事前準備ができる時間を確保できます。


第3章 「税務調査はイヤです!」は通用しない

誰だって税務調査は避けたいものですが、「税務調査は拒否します!」と言っても、実は意味がありません。

税務調査は任意調査とはいえ、「受任義務」があります。
税務署側が「調査開始」を決めた場合、ほぼ確実に実施されます。

拒否すればするほど「何かやましいことがあるのでは?」と疑念を持たれるリスクもあります。

無駄な抵抗はせず、冷静に日程を調整し、事前準備に時間を使いましょう。


まとめ

税務調査は誰にとっても緊張するものですが、電話対応の一言で損をするか、守れるかが大きく変わります!

【今日のポイント】

調査内容を自分から聞かない

日程は即決せず、余裕をもって調整

拒否せず冷静に受け入れる

この3つを守れば、税務調査を有利に乗り越えるチャンスがグッと広がります。

事前知識があれば、怖くありません。

今のうちに正しい知識を身につけ、いざというときの備えを万全にしておきましょう!

↓の動画ではさらに詳しく説明しています。こちらもチェックしておいてください。